■鍛鉄という言葉をご存知ですか?
鍛鉄とは、金属工芸の一分野です。
素材には鉄のみを使い、ハンマーワーク(鍛造)で造形されます。
鋳造と混同されることが多いのですが、
熔けた金属を型に流す鋳造とは違い、同じものは二つと出来ません。
ロートアイアン(Wrought iron)とも呼ばれ、
ヨーロッパでは古くから建築にも取り入れられてきました。
■鍛鉄のある住まいと暮らし
建築には様々な素材が使われています。
その中で、目に付く素材の一つは゛木゛です。
様々な新建材が登場する中で、何故゛木゛が使われ続けるのでしょう。
それは、自然素材である木の持つ温もりが、
人々の心にゆとりとやすらぎを与えるからでしょう。
反対に鉄は、無機質で冷たく感じられるかも知れません。
しかし、鍛鉄という人の力を加えることによって、
鉄は強さと温かさを持った゛鉄゛へと変身します。
鉄という素材は強さと精細さを同時に秘めています。
木材には強度的に成し得ないような、あらゆる造形も可能です。
さらに、鍛鉄製品の持つ強さと温かさは永遠です。
ヨーロッパでは何百年も前に作られた、
鍛鉄製品が今も暮らしの中に息づいています。
日常、最も目にし、手に接することの多い暮らしの中にこそ、
温もりと、さらに豊潤な時の長さを感じさせてくれる゛鉄゛を取り入れて
みてはいかがでしょう。
KUMA鍛鉄工房は東京都青梅市にあり、
門扉、表札、手摺、椅子、薪ストーブなどの
住宅インテリア、エクステリア関係を中心に作っています。
鉄を叩いて今年で19年目ですが、困難な依頼ほど楽しいものです。 もちろん、フック一つからでも丁寧にお作りしますので、
まずはお気軽にご相談下さい。
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鍛鉄工芸家
熊田 暁
Gyo kumata |
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